夏場のキャンドル材料の取り扱い

夏場のキャンドル材料の取り扱い 作家活動のヒント

キャンドルは夏の暑さでも大丈夫?

他の作家さんも販売してるし、私も夏にキャンドルを販売しても大丈夫だよね?

暑い部屋でワックスを保管してたらなんだか色が変わってるような…?

 

自分が作ったキャンドルが夏に耐えられる作品なのか。ベテラン作家さんは工夫を重ね、夏場の販売を行っています。
ご自身でレシピを考えるときは、十分に試行錯誤を繰り返し「大丈夫!!」と確証が持てるところまで持って行きましょう。
また制作方法について先生に教わる時は、夏場の販売や発送についても聞いてみましょう。

 

夏場のキャンドルの制作

キャンドルの材料であるワックスは、暑さに強いものと弱いものがあります。また、ワックスの配合によっても暑さへの強さが変わってきます。
ベテラン作家さんが夏場に販売しているキャンドルは暑さに強いキャンドルです。暑さに強いワックスや配合など沢山研究したうえで販売されています。

 

夏場のワックスの保管

ワックスは油分でできています。高温の場所で保管するとワックスが変色や酸化など変質してしまい、使えなくなってしまうことがあります。
ワックスの色味が顕著に変わるなど見た目で変質がわかるものとわからないものがあるので、見た目にかかわらず高温多湿を避けて密封し、光を遮って保管しましょう。

ジェルワックスは暑さの影響で表面が「ヌルッ」とする種類がありますが、使用上問題はありません。
ジェルワックスにも沢山の種類がありますので、ワックスの特徴については販売元に聞いてみましょう。

 

ワックスの使用期限

ワックスの使用期限は種類や保管環境によって異なりますので、購入時の注意書きをメモしておきましょう。
保管方法、使用期限など疑問点は販売元に聞くこともおすすめです。

 

キャンドル資材の仕入れ

キャンドル資材の輸送中、トラック内で大幅に温度が上がってしまうことがあります。その場合、ワックスが変質してしまう可能性がありますので、ワックスはなるべく涼しい季節に仕入れておきましょう。

また、夏は涼しげなジェルキャンドルが人気です。そのため、ジェルワックス、ガラス容器や貝殻などの需要が増します。販売時期や使用環境にあわせ、必要な材料を把握して5月ごろまでには仕入れできると安心ですね。

 

ベテランキャンドル作家さんの夏

夏場のキャンドルについて、&Candle キャンドルの先生&キャンドル作家 andyukoさんと、CandleBARO キャンドル作家 若葉さんにお話を伺いましたので、ご紹介いたします。

&Candle キャンドルの先生&キャンドル作家 andyukoさん

andyuko
andyuko

暑さはやはり大敵ですよね。あまりにも暑いお部屋はキャンドルが変形したり膨張したりします。またキャンドルは温度差に弱いです。エアコンの効いたお部屋でよく冷えてしまったキャンドルに、急に火を入れるとヒビが入ることがあります。

 

また材料を暑い部屋に置きっぱなしにすることも劣化に繋がります。材料は室温の変化がマイルドで直射日光の当たらない場所で保管すると安心です。

 

CandleBARO キャンドル作家 若葉さん

若葉
若葉

夏場は暑さに耐えられる配合にして販売しています。また梱包を開けたとき一番目立つところに保管方法を書いたポストカードを入れています。プレゼント用に購入し、一定期間お手元で保管されるお客様も多く、そのようにしています。また制作時の室温湿度に気を付け、ドライフラワーは色褪せしやすいものは入れず、融点が低いワックスを使用するときは強度を高めています。

 

 

キャンドルに花材を使用するときの注意点

ドライフラワー、プリザーブドフラワー、押し花ともに湿気は劣化・褪色を早めます。湿気を含んだ状態のお花をレジンに閉じ込めてしまうと、作品の劣化が大変早くなります。
花材を保管するときはしっかりと湿度管理をしましょう。制作時も湿度管理された部屋で作業しましょう。

適切な湿度や、おすすめ除湿器などについて、他の記事にてご紹介しています。あわせてお読みくださいね。

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