ハンドメイドで年商1500万円になるまでにやったこと|Asami校長の経験談とアドバイス

ハンドメイドを始めて売れるまでにやったこと 作家活動のヒント

ハンドメイド作家が売れ始めるまでの実体験|Asami校長のリアルなストーリー

Asami校長
Asami校長

こんにちは。私はOvalHomePlanetというブランドでドライフラワー作品を販売しているAsamiと申します!
こちらのブログを運営している、ハンドメイドスクール「デシリィ」の校長もつとめています。

今回は、私がハンドメイドを始めて軌道に乗るまでに取り組んだことをまとめてみました!
多い時は年商1500万円を超える売上をあげていました(ただ、制作と発送の作業があまりに忙しすぎて、今はそこまでの売上を求めるのはやめています)。
 
ハンドメイドを始めたけれどなかなか売れないという方や、これからハンドメイドで売れるようになりたいな…という方はぜひ参考にしてみてくださいね。
 

OvalHomePlanet

自宅敷地内に小さなショップも持てました

趣味から仕事に

2014年、最初にハンドメイドを始めた時はただの趣味でした。
当時はドライフラワーではなく、クルミの殻でキーホルダーやペンダントを作ったり、かぎ針編みで子供の帽子を編んだり、麻紐でバッグを作ったりと、いろいろなものを作っていました。
お店「OvalHomePlanet」のロゴも、最初はリースではなくクルミの殻が入っていたほどです。

 

当時はFacebookに作品をアップし、友人やフォロワーのコメントを励みに制作を続けていました。誰かに「いいね」と言ってもらえることが何よりのモチベーションでしたが、今振り返ると、承認欲求が強く、他人の評価で自分の価値を測っていた時期だったなぁ…と感じます。
 

へこたれないことの大切さ | 没頭できる状態に自分を誘導する

ハンドメイドに対する向き合い方が変わったのは、ドライフラワーに出会ってからです。その美しさに魅了され、「もっと綺麗な色を引き出したい」と追求し始めました。いつの間にかすっかり没頭し、ここからハンドメイドに対する姿勢が真剣なものに変わっていきました。

ドライフラワーブーケ

2016年、ひたすらドライフラワーの鮮やかさを追求していました


 
何事も「仕事にする」「お金を稼げるようになる」のはとても大変なこと。
もちろん、自信がなくなることもやめたくなることもたくさんあります。
そんな中で必要なのは、「克服しなければならない逆境の中にいること」もしくは「底知れない情熱」のどちらかだと思います。
 
特に今現在の私は、育ち盛りの子供3人を抱えたシングルマザー。そんな境遇は「逆境」と言えるかも知れません。そんな「どうしてもやり遂げなければならない」という状況にいると、少々の失敗ではへこたれてなんかいられません。でも、そんな状況だからこそ、誰よりも頑張れるんです。
 
しかし、ドライフラワーに出会ったばかりの私はまだ結婚していましたし、「逆境」の中にはいませんでした。その代わり、当時の自分には「底知れない情熱」が溢れてました(もちろん今もドライフラワー大好きですが)。それはつまり「どっぷりハマっていた」ということです。
「どうしてもやらなくてはならない」という状況にいない人が自分を奮い立たせるには、自分の中に情熱の炎を燃やすのが一番の成功への近道だと私は思います。
 

ハンドメイド初心者が直面する売れない日々|乗り越えるための工夫とは?

Facebookでお友達に褒めてもらえることが嬉しくて、どこか調子に乗っていた部分もあり、何も考えず作品を販売することにしてみました。
でも、当初は全然売れませんでした。それまでたくさんの「いいね」をもらっていた私にとって、売れないことは大きなショックでした。
 
たまにポツポツと購入してくれるのは、みんな古くからの友人や親戚のみ。それはそれでもちろん嬉しかったのですが、付き合いで買ってくれているのかな…と申し訳ない気持ちになる一方でした。
 

ハンドメイド作品を世に出す前に気をつけること | 素人っぽさから抜け出す工夫

ハンドメイド作品でありがちなのが、「素人っぽさ」が抜けきらないというもの。
私自身の作品も、例に漏れず大変素人っぽいものでした(笑)
 
素人感をなくすためには、多くの作品を見て自分の腕を磨き目を肥やすことが何よりも大切です。
しかしそれ以外にも、初期のうちからできることはあるんです。
 
それが、ロゴやショップカード、作品につけるタグやシール、ホームページなどの販促物の作成です。
例えばInstagramのプロフィール画像にブランドロゴが設定されていたら、ちゃんとしたブランドに見えますね。作品にしっかりとしたタグがついているだけで高級感が出ますね。そういった販促物はまず先に作るべきとも言えるくらい、大切なものなんです。

キャンドルの帯

キャンドルの帯は自分で印刷してカットしています

花かごのタグ

ロゴ入りのタグは業者さんに発注しました

 

自分だけのハンドメイド作品を作るコツ|Asami校長が語る「こだわり」の大切さ

こだわりをもつ

そこで、他の作家さんの作品を模倣するのではなく、自分だけの「ここにしかないもの」を作ろうと決めました。私の場合、それは「自然の色をそのまま活かす」ということ。特に流行し始めたハーバリウムでは、プリザーブドフラワーを使わず本来の色合いを保つドライフラワーを使うことにとことんこだわりました。
 

ハーバリウム

着色されたお花は絶対に使わないというこだわりを持って作っていました


 

こだわりを伝える

どんなに素敵なこだわりを持っていても、それが伝わらなければ意味がありません。
自分のコンセプトやこだわりをしっかりお客様に伝えるために、まずは写真を工夫しました。作品の魅力が写真に表現されているかを徹底的に確認し、他の作家さんの作品と並べて見ても遜色がないように、写真技術を磨きました。
その写真をコツコツとInstagramにアップしていった結果、少しずつですがファンになってくださる方が増えていきました。
今は当時よりもInstagramでファンを増やすのが難しくなってきています。でも、私の生徒さんでコツコツと写真の研究と投稿を続けている方々は確実に伸びています。
 
さらに、購入いただいた作品にはパンフレットを同封しました。このパンフレットには、私がどのような思いで作品を作っているのか、こだわりポイントを写真付きで説明しました。これにより、お客様に「特別なものを購入した」「素敵な購入体験をした」と感じてもらい、リピーターとして戻ってきてもらうことができたと思っています。

パンフレット

パンフレットでコンセプトやこだわりをしっかり伝えました

 

 

売れない作家時代の値段の考え方 | 価格を下げるときに気をつけること

売れない作家なのにいきなり一人前の価格をつけても、もちろん全く売れません。この時期は「お得感」を出すことに決め、市場価格よりも値段を下げて販売しました。
ただし、単に低価格にするのではなく、「正規の価格」から今だけ値段を下げた「特別価格」という名目で販売することにしたのです。
「安物を作る作家」という印象にならないよう、「今だけの特別な価値」というメッセージを伝えるよう工夫しました。
 

リピーターを増やすための工夫|ハンドメイド作家が成功するための外せない要素

パンフレットの効果は絶大で、次第に「またプレゼントのときにはこちらで購入します」というレビューが増えていきました。レビューが次のお客様を呼び、さらにリピーターも増えるという好循環が生まれました。レビューをお願いする際も、無理のない形で「もしお気に入りいただけましたらレビューをお願いします」と伝えることで、自然に評価を集めることができました。

こうして、minneでは1年半で2000回のご注文をいただくことができました。

2000回目の注文

minneにて1年で2000回目の注文に到達しました

3000回目の注文

minneにて2年で3000回目の注文に到達しました

ハンドメイド作品の販売では、リピーターのお客様を増やすということがとても大切です。
ハンドメイド作家は作品づくりの他に集客にも多大な時間を割かなければなりませんが、新規のお客様を常に獲得し続けるのは大変難しく、時間がかかります。しかしお客様の中にリピーターさんが加わってくれるようになることで、集客の効率が上がり作家としての喜びも倍増するのです。

 

多様な販売チャネルで安定したハンドメイドビジネスを構築する方法

私はオンラインではminne、Creema、そして自前のショップ3つのプラットフォームで作品を販売しています。
一つのプラットフォームで売れない時期があっても、他で売れることで精神的に安定して活動できるようになりました。また、店舗を持ちイベントにも参加することで、実際に作品を手に取ってもらえる機会を作ることも大切にしました。

minneで月間1位になった頃、Creemaでも同じくらい売れていて、さらに自前のショップも好調だったこともあり、年商1500万円に到達しました。

minneで月間ランキング1位

minneで月間ランキング1位になった時に作ったインスタ投稿画像

 

ただ、この時はあまりに忙しくて子供の参観日にも行けず、家は散らかり・・・
自分の求める暮らしとはかけ離れていたため、その後の活動は少し縮小することになりました。

何事もバランスが大事ですね。

 

過去の経験が今を支える | 無駄な経験などひとつもない

今思うと、最初の頃にFacebookでフォロワーさんの反応を期待して作品を作っていたことは無駄ではありませんでした。
具体的な誰かを思い浮かべて、その人に喜んでもらえるような作品を作るという経験は、今でも私の作品作りに大きく役立っています。ハンドメイドを仕事にするためには、こうした地道な経験が大切だと感じています。

私は他にもたくさんの「失敗」と思える経験をしてきました。謝罪することも、途方に暮れることもたくさんありました。でも、失敗からも毎回学びがあり、そのたびに自分が前進している実感がありました。長い目で見れば、無駄な経験などひとつも無いのだなとわかってきました。

 

ハンドメイド作品が売れるまでにやるべきこと|成功するための8つのポイントまとめ

ここまでかなりたくさんのことに取り組んできましたが、私がハンドメイドで売れるまでにやったことはこんな感じです。

  • 具体的な誰かを思い浮かべて、全力で作品を作る
  • 他人の作品を真似せず、自分だけのオリジナルを追求する
  • 写真に力を入れて、こだわりをしっかり伝える
  • 販促物で素人っぽさを抜け出す工夫をする
  • 低価格ではなく特別価格で販売し、お客様に価値を感じてもらう
  • 自分のこだわりを伝えるパンフレットを同封する
  • レビューを増やし、信頼を積み重ねる
  • 複数の販売チャネルを活用し、安定したビジネス運営を行う

これからハンドメイドを仕事にしようと考えている方には、まずは全力で身近な誰かのために作品を作り自分のこだわりを大切にしながら発信していくということをおすすめします。

たくさんのことにチャレンジし、模索することは、たくさんの種を蒔くことと同じだと思っています。その種のどれかがきっと大きく花開く日が来ますので、ぜひ焦らず、諦めずに育てていただきたいなと思っています。



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