しないとマズい？確定申告

確定申告って全員しないといけないの？
確定申告をしなければならない人
確定申告が不要でも住民税の申告は必要！
赤字なら確定申告しなくていい？
そもそも赤字か黒字かもわからない…
利益が出ていなさそうでも帳簿はつけておこう
1. 売上が少ないうちに始めておこう
2. 簿記がわからなくても大丈夫
まとめ
ハンドメイドをお仕事にしたいなら「Decily デシリィ」で学ぼう

確定申告って全員しないといけないの？

ハンドメイドでちょっとした売上があるけれど…
私って確定申告しなきゃいけないのかな？？

原則、払うべき所得税のある人は確定申告をしなければなりません。

でも、ハンドメイド作家の中には「払うべき所得税」があるかどうか把握していないという人もいませんか？

今回は、どんな人が確定申告しなければならないのか、そして自分がその「払うべき人」に当てはまるのか、どうやって判断するのかをなるべく簡潔にまとめてみました。

確定申告をしなければならない人

確定申告が必要なハンドメイド作家は次のような場合です。

会社やパートなどで給与収入がある他に、年間20万円を超える所得がある人
個人事業主・フリーランスとして収入を得ている場合、年間48万円を超える所得がある人
専業主婦など、扶養に入っている場合でも年間48万円を超える所得がある人

所得とは

作品を販売した時の売上は「収入」です。
この「収入」から「必要経費」を引いて残った額が、「所得」です。

会社勤めやパートでお給料をもらっている人

副業でハンドメイドをおこなっている人は、「収入」から「必要経費」を引いて残った「所得」が20万円を超えたら確定申告が必要です。

収入がハンドメイド販売のみの人

「所得」が48万円を超えたら確定申告が必要ですが、個人事業主であれば稼ぎが少なくても確定申告することをオススメします。
所得が少ないことを証明できれば保険料の減額対象や非課税証明書の申請ができるようになるからです。

主婦などで扶養に入っている人

「所得」が48万円を超えたら確定申告が必要です。また、扶養からも外れるので注意が必要です。

確定申告が不要でも住民税の申告は必要！

所得が少なく確定申告が不要であっても、住民税の申告は必要です！

住民税の申告は、市役所の市民税課や、市税事務所の市民税担当窓口などに「住民税申告書」を提出することで行います。
提出場所は自治体によって違います。自治体ホームページを確認してください。

なお、確定申告を行なった人は住民税の申告が不要になります。

赤字なら確定申告しなくていい？

「開業届」を提出し個人事業主として活動している場合、「青色申告」の申請を出していると、赤字を3年間繰り越すことができます。

赤字の繰越ができれば、例えば翌年大きく利益が出た場合も前年の赤字分を差し引いて計算することができるんです。

たとえば100万円の黒字が出ても、前年に100万円赤字だった場合は所得は0円とすることができます。

このほかにも「開業届」「青色申告」はたくさんのメリットがあります！
詳しくは別の記事でご紹介しますね。

そもそも赤字か黒字かもわからない…

実はデシリィのお弟子さんにもよくあるのがこのパターン。

なんとなく利益が出ていなさそうだけど、どれだけ赤字なのかそれともギリギリ黒字なのかよくわかっていない…という方も多いのが現実です。

しかしこれはとても危険！

実は思っているより利益が出ていることもあるんです。
確定申告の義務がある人で、期限内に確定申告ができず、事前に報告もしていなかった場合は「無申告加算税」が科せられます。

また、故意に所得を申告しなかった「所得隠し」とみなされた場合には「重加算税」が科せられる可能性もあります。

利益が出ていなさそうでも帳簿はつけておこう

売上が少ないうちに始めておこう

売上や所得が少なく余裕があるうちに帳簿のつけ方（会計ソフトの入力）に慣れておくべき！
できればほとんど売り上げがないうちでも、ちゃんと帳簿をつけておいた方がいいですね。

そして、もしも税務署の調査が入った場合は、過去の分も遡って(7年分)確認されるので書類はとっておく必要があります。もちろん帳簿もつけてあると安心ですね。

簿記がわからなくても大丈夫

簿記の資格もないし税理士さんにお願いしないといけないのかな…？と不安に思う方も多いと思いますが、今はとっても優秀で使いやすい会計ソフトがあります。

以下が有名な3つのクラウド会計ソフトで、どれも無料で試すことができます。
クラウドなので自分のパソコンにソフトをインストールする必要がなく、アップデート作業をする必要もなく常に最新版を使用することができます。
また、インターネット環境でログインをすればデータにアクセスできるので、パソコンとスマホの両方で入力したりデータを見たりすることができます。
迷ったら、まずは無料でいくつか試してみると良いかもです。

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貸方とか借方などという専門用語がほぼ出てこず、家計簿をつけるような簡単さなので開業当時に全く会計知識のなかった筆者にはピッタリでした。
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