ハンドメイド作家の開業届

ハンドメイド作家の開業届 ハンドメイド作家になる準備
ハンドメイド作家の開業届

開業届、出してますか?

開業届を出さずに活動してるけど、大丈夫なのかな?

今はまだあんまり売り上げもないし、開業届なんて必要ないよね?

ちょこちょこ聞こえてくる、開業届についてのギモン。

でも、継続的に収入を得る事業を行う人は開業届を提出する義務があるんです。
(フリマアプリなどで不用品を売るなど一時的な収入は「雑所得」に当たり開業届を出す必要はありません)

今回は開業届に関するあれこれを、なるべく簡単にまとめてみました。

 

開業届を出さなかった時のペナルティ

実は、開業届を出さなかった時のペナルティ(罰則)はありません。

「じゃあ、開業届って出さなくていいの??」

って言いたくなるんですが、そうでもないんです。

開業届を出すと、いろんなメリットがあるんですよ。
それと同時に、中にはデメリットとなる人もいるので注意しましょう。

 

開業届を出すメリット

屋号で銀行口座を作れる

事業を行うにあたっては、「個人用」と「事業用」で銀行口座を分けて管理するのはもはや必須とも言える大切なこと。入出金の記録がわかりやすくなり便利です。
お客様からの振込先の口座を屋号で作ることができれば、お客様からの信頼度も上がりますね。

個人事業主としての証明になる

例えば卸売業者との契約や卸サイトへの登録、決済代行サービスへの登録などに開業届の控えが必要となることがあります。

Asami
Asami

筆者は開業届を出してからお花や資材の卸サイトに登録できるようになりました!

また、金融機関への融資申し込みや子供の保育園の就労証明などの際にも開業届の控えが必要となることがあります。

給付金や補助金がもらえる

自治体によって創業促進補助金や起業支援金などがもらえたり、IT導入補助金などの対象となったり。
また、新型コロナや原油価格高騰の支援金なども、緊急時の支援金の対象になることもあります。

対象になるのは「◯年◯月時点で事業を営んでいる法人・個人事業主」などのように規定されるため「補助金・支援金・給付金の対象になりそう!」とわかってから開業届を出しても遅いんです。

確定申告で青色申告が選択できる

出たー!「青色申告」とか「白色申告」とか、よく耳にするけど全然わからないのよね・・・

 

青色申告は開業届提出者の特権でメリットいっぱい!

メリットを最大限に生かそうとすればちょっと面倒な経理も必要ですが、まずは「なんだかお得なのね」くらいに考えていればOK
徐々に慣れていきましょう!

  1. 特別控除(最大65万円)がある
    つまり税の計算の際、65万円を所得から差し引くことができるのです。
  2. 赤字を3年間繰り越すことができる
    黒字になった年があっても、過去3年間の赤字を繰り越して計算できるので税金が安くなることがあります。
    だから赤字の年にも確定申告をしておくといいですね!
  3. 30万円未満の減価償却資産は一括で経費に計上できる
    通常、パソコンやエアコンなど、10万円を超える資産を購入した場合は、一括で経費に計上することができず(売り上げから経費として差し引けない)、耐用年数に応じて減価償却という処理をして数年に分けて経費に計上していく必要があります。
    しかし青色申告の場合は30万円未満のものは一括で経費に計上できます。
  4. 専従者への給与を経費にできる
    事業を手伝ってくれる家族への給与を全額経費にできる。その代わり控除対象配偶者や扶養親族にはなれません。
  5. 事務所兼用にしている自宅の家賃や電気代などを経費にできる
    自宅の一部をオフィスや店舗・工房などにすると電気代や家賃の一部を経費にできる。

 

開業届にまつわるギモンQ&A

開業届っていつ出すの?

事業を開始した日から1ヶ月以内に提出しなければならないと定められています。
…が、先に述べた通り、提出が遅れても罰則はありません。

ただし、開業届と同時に提出することが多い「青色申告承認申請書」については期限があるため注意が必要です。
青色申告の申請自体は申請書一枚で簡単に終わるのですが、期限があり、青色申告したい年の3月15日まで(1月16日以降に事業を開始した場合は事業開始から2ヶ月以内)に申請を行う必要があります。

開業届ってどこに出すの?

開業届は税務署に提出します。同時に「青色申告承認申請書」も提出しましょう。

ちなみに税務署に行かなくても、マイナンバーカードがあればe-taxでも簡単に提出できますよ。

売上がほとんどないのに開業届を出すのは恥ずかしい?

開業届ってなんだか敷居が高いイメージ…。売り上げが少ないのに開業届なんて出しても恥ずかしくないのかな?

…なんて思っていませんか?

でも、大丈夫。事業を行う人は開業届を提出する義務があるんです。
売り上げが少ないからと恥ずかしがる必要はありません。

むしろ売上や所得が少なく余裕があるうちに開業届を出したり、帳簿のつけ方(会計ソフトの入力)に慣れておくことをオススメします!
売上が増えて忙しくなってきてから、経理のことを勉強し始めるのは大変ですよ。

開業届を出すと確定申告は必須になる?

開業届と青色申告の申請を出した状態で確定申告をしないでいると、
青色申告申請が取り消しされてしまうことがあります!
開業届・青色申告の申請をしたら、確定申告をするようにしましょう。

開業届を出すと扶養から外れる?

所得税の扶養からは外れません。開業届の有無ではなく所得によって決まります。

ただし、健康保険の扶養からは外れることがあるので注意しましょう。
家族や配偶者が入っている健康保険の被扶養者になっている場合、自分が開業届を提出すると、扶養から外れてしまうことがあります。健康保険の被扶養者になれる条件は、各保険組合で異なります。中には「個人事業主は、収入に関係なく扶養対象外」と定めているところもありますし、「収入がある金額を越えると扶養資格がなくなる」としているところもあります。
開業届を出す前に、ご家族や配偶者の健康保険を確かめてみましょう。

会社をやめてすぐ開業届を出しても大丈夫?

失業保険を受給している場合は注意!

会社を退職して、雇用保険の失業手当を受け取っている場合は、開業届を提出すると受給できなくなります。開業届提出のタイミングに注意してくださいね。

 

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