ベテラン作家さんにインタビューしちゃいました
今回は、フラワー、キャンドル、レジンなどさまざまな部門で作家・講師としてご活躍中のHWLIFEサカイカイさんにインタビューをさせていただきました。
サカイさんはハンドメイドの弟子入りサービス「デシリィ Decily」でも「ししょう」として初心者作家さんや悩みを抱えた作家さんをサポートする活動をされています。
HW LIFE の サカイカイです
よろしくお願いします
OvalHomePlanetのAsamiがインタビューします
よろしくお願いします
今はどんな活動をされていますか?
– (Asami)サカイカイさん(以下カイさん)は現在、どんな活動をされているのでしょうか?
(サカイカイさん)はい、作品をつくったり、オーダーを受けたり、レッスンしたり・・・
ハンドメイド作家的な活動ももちろんしてるんですけれども、
キット販売をしたり、オンラインサロンで作家さんのコミュニティを作ったり。
その他には企業向けのワークショップ、集客イベントのお手伝い、自治体のワークショップの講師、キャンドルなどのOEMの作成なども行なっています。
– え、すごいですね!
めちゃくちゃ色々されてる・・!
OEMの作成っておっしゃっていたんですが、具体的にどういったものを作られるんですか?
そうですね、OEMはこだわりの強い企業さんの場合
「材料からこだわって作家さんに手作りしてもらった」
というコンセプトでお客さまに届けたいという思いもあるようで。
そういった企業さんからご依頼を受けて、例えばキャンドルなどを大量に作って納品して、その企業さんのブランド名で販売していただくという流れになります。
– なるほどなるほど。
トレンドを追いかける秘訣は?
– OEMもそうですが、カイさんは何年も前からキット販売やオンラインサロンなどをなさっていますよね。
いまでこそ、たくさんの作家さんがなさっている活動ではありますが、そういったことを何年も前にいち早くご自身の活動に取り入れて実践されているのがすごいなって感じます。
そういったトレンドに関する情報収集って、どうやってされているんでしょうか?
いや、私がキット販売やオンラインサロンを始めたときって、もう世の中には出回ってはいたんですよね。
ハンドメイド業界の皆さんも、多分そういうものがあるっていうことは分かっていたような状態だとは思うんです。
だから、「これからはこれがうまくいくぞ!」って考えて始めたというよりは、
たぶんアンテナを張っていてキャッチして、そこから行動に移すまでが早かっただけという感じがするんです。
– なるほど!
だから、「私が探し当てた」というよりは「みんなも知ってるけどすぐにやる人がほとんどいなかった」ということではないかと思います。
– そういうことですね。
そう考えると、行動力の差ということになりそうですね。
確かに、いつも動き続けてはいるような気がします(笑)
– アンテナを張るという観点で言うと、インスタでもハンドメイド作家さんの投稿ばかり見ていると、なかなか新しいものが目に入りにくくなったりしますが、やっぱりもうちょっと広く見ておくと良さそうですね。
そうですね。
さきほどのOEMの件もそうですが、
例えば企業の方がハンドメイドにあんまり興味なかったとしても、
私がいろんな分野の集まりなどにちょこちょこ顔を出してたりしていることもあって、どこからか私の活動関するお話が伝わって、お仕事につながっているということもあるかもしれません。
もし「自分はハンドメイド作家だから作品をつくってさえいればいい」と思っていたとしたら、今のようにはなっていなかったのかなとは思います。
– 確かに、最初から企業さんのOEMの仕事欲しい!って売り込みにいったりするのは難しいですよね。
そうそう。
あとは単純に、やってみて、ダメだったらやめればいいかな・・・みたいな、そんな感じなんです、本当に。
– あはは!言われてみれば、確かに失敗したら後がないってことはほとんどないですもんね。
だから、大きく始めすぎないっていうのも、いろんなことができるポイントだったのかなと思います。
「これに失敗したら後がない」という状態になってしまうとたぶん身動きがとれなくなっちゃうので、まずやってみて、様子見しながら軌道修正して・・という感じで。
でもとりあえずやらないことには、誰がどういう反応を見せてくださるかもわからないし、受け入れられるのかどうかもわからないですよね。
だからやってみてボツになった案や、やるって言いながらやらなかったことも山ほどありますけどね。
– いやー、ちょっと今の話、勇気づけられます。
そういうフットワークの軽さって重要だなと思いましたね。
どうやって新作のアイデアを思いつく?
– 先ほどの質問と似てるんですが、カイさんはキットなどどんどん新しい作品や商品を生み出されていますが、それをどのように思いついているのでしょうか?
そうですね、後輩作家さんに「私にはアイデアが浮かばないんです」という感じのことを言われることが多いんです。
でも新しいものって、一見するとすごく新鮮味があるように思えるんですが、実はよく見てみると既存の材料や色合わせの組み合わせだったりするんですよね。
だから自分がこれまで作ってきたものや経験してきたこと、ハンドメイドとは関係ない資材、生活の中にあるもの・・など、今までの自分の積み重ねてきたものを掛け算していくと、何か珍しいものができたりする。
そして皆さんが喜んでくださったり褒めてくださったりするんですよね。
– わかります!
それはありますよね。
与謝野晶子の名言に
「創造は、過去と現在とを材料としながら、新しい未来を発明する能力です」
っていうのがあって、私好きなんですよー。
やっぱり誰かの役に立つものだったり、見た目ですごく美しくて喜んでもらえるものだったりを追求して、いつも「ああでもないこうでもない」って掛け合わせをして、・・いっぱいボツを作ってます(笑)!
– そうそう、ボツを怖がってたら新しいものなんて生まれないんですよね。
結局大切なのは行動力!
– 考えてみると、新作のアイデアについてもさっきの話とちょっと通ずるものがあって、
思いついてから実際に作ってみるまでのスピード感が大事になってきそうですね。
そうなんです。
実際にやってみてインスタにアップしたりすると、結構たくさんの方から
「私もそれやろうと思ってました」ってコメントがついたりするんですよね。
– わかるわかる!(笑)
でもそういったコメントがつくってことは、やっぱりみんなやってみようかなと思っていたけれど行動をしてなかったということなんですよね。
そういう意味では私は思いついたらすぐにやっちゃう方だから、新しいことをやってるように思ってもらえているのかもしれないですね。
– そう考えると、ますます「すぐにやるかどうかで差が出てくるな」と思えますね。
そうですね。
それにやろうと思っても、人によっては時間や環境の問題で難しかったりするので、失敗することも含めて先にやる人がいるというのは、誰かの役に立ったり助けになったりするのかなとも思ってます。
– わぁ、その考え方はなかったです。素敵ですね。
失敗しても、それも私の経験になるし、これはうまくいかないよって誰かに伝えることもできますし、プラスになると思っています。
– なるほど、そうですよね。
視野を広げる
– 例えば私はハンドメイドのお花とかキャンドルとか、自分の専門とする分野だけ見るのではなくて、雑貨屋さんに行くとか、美術館に行くとか、全然関係ないものを見ることでそこからインスピレーションを受けることが多いです。
それ大事ですね!
だから私も今でも本で勉強したり、外国の方のYouTube動画を見てみたりしてますよ。
– 外国の方のYouTube!
それはすごいー!
でもそうですよね、今ってどんどん自分に最適化された情報が表示されるようになってるので、気がつくとどんどん視野が狭くなってることがあるんですよね。
インスタを開いても同業者さんの作品ばかりだったりね!
そう、大事なんです、自分の枠から出るというのは。
あるものを作ってすごく人気が出たとしても、やっぱりずっとそればかりを作っているわけにはいかないですから。
常に次を考えていかなきゃいけないのは作家の宿命でも、面白さでもありますね。
– それでも、中にはアイデアはあるけど作ってみて失敗するのが怖いという方も多いですね。
私も今までにすごくたくさん失敗して、大金をドブに捨ててきたようなところがありますから。
わかります、本当に。
でもその瞬間にはドブに捨てたと感じても、実際には自分の身にはなっているんですよね。
– そうそう、だからこそ、これからハンドメイドをされる方がなるべく同じ失敗するのを減らすために「Decily」があって「ししょう」がいるって思ってもらえたら嬉しいなって思いますね。
本当に、その通りですね!
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