この度話をうかがったハンドメイド作家さんは、現役の作家活動を行いながら、ハンドメイドの弟子入りサービス「デシリィ Decily」にて「ししょう」としても活躍中のベテラン作家さんたちです。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
現役作家さんはどうやって新作を考えてるの？
【Poleczka】アクセサリー作家・SNS集客コンサルタント maiさん
常にブランドコンセプトと自分のお客様像をベースに考えていきます。リピーター様やマルシェ出店の時等の生のお声を逃さずキャッチして、うまく取り入れるように心掛けています。 シーズン物やトレンド物はどう自分の色で出していくかも重要視しています。
【Favori candle】キャンドルとSNS集客の先生 MIHOさん
新しいレッスンや作品を考えるときは、しっかりと世界観を持つようにしています。同じようなキャンドルでも、世界観が好きって入ってきてくださる方が多いので、世界観を大切にしながら、お客様の声が多かったものを、お客様に問いかけてコミュニケーションをとりながらレッスンや作品を作ることが多いです。また好きなところに行くと、モチベーションが上がって「よっし！するぞ！」って気持ちになるので、好きなところに行ったりもしています。
【zelkova’s aroma garden】ドライフラワー作家 yukoさん
草木花を育て、ドライフラワー&押し花を作り、庭や畑で時間を過ごしながら植物と触れあう時間が源になっています。大好きなガーデンセンターも、多肉植物の色姿も、ドライブするときに見える景色も、色んな好きと心地よさが蓄積され、掛け算されてゆき自然とイメージにつながることが多いです。
そして、例えば美味しそうなものを作りたいときは、スイーツ画像を沢山見たり食べたり、道具やお皿等の小物も沢山見て、いままで私の中になかった新しい組み合わせや、好きを探しながら、その過程を楽しんでいます。
一人で作る花雑貨と異なり、ワークショップメニューは私一人の世界観ではなく、来てくださる方々とともにすごした時間や会話を思い出しながら、参加者さんたちの好きと笑顔を思い浮かべながら考えています。一番は「楽しいお花時間」なので、それを軸にすることで、作るもの、イメージ、作り方が見えてきて、メニューになっていくことが多いです。
プラスα！大切なポイント2つ
ブランドコンセプト、世界観を大切にする
情報収集し、自分の中から見つけた「好き」を形にしていくときに大切なのが、自分のブランドコンセプトの軸に対してブレがないか、世界観を大切にできているかを確認することです。
例えば、これまで世界観として「ナチュラルテイスト」で作ってきたものを、説明なく「アーバンテイスト」や「シャビーティスト」に変更すると、フォロワーさんやお客様は驚いてしまうこともありますよね。でも、そこに理由があって説明が加わることで相手の受け取り方は変わります。
もしブランドイメージや、コンセプトを変えていきたいときは、準備や説明が必要となります。
お客様の声を聞き、コミュニケーションを大切にしながら作り上げていく
マルシェなどの対面販売、教室、ワークショップをしていると、お客様からお声をいただくことがありますね。ネット販売でもレビューやメッセージでお声が届くことも多いです。そういったお声はとても大切なもの。
お客様とのコミュニケーションを大切にしながら作品に磨きをかけることで、よりたくさんの人に喜んでいただける可能性が高まります。
ただ、お客様の声を聞きすぎるのもNG。
お客様の求めていることに100％合わせるのではなく、自分自身のブランドコンセプトと世界観の中にお客様の声を反映していく・・・といったイメージで考えていけるといいですね。
新作を考えた後は
納得いく新作ができたよー！
嬉しいな♪
でも、どうやってたくさんの方に見てもらおう？？
新作が生み出せたら、次に大切なのが届ける力、伝える力になります。
販売までの動線づくり、インスタグラム等SNSでの伝え方・・・。
ハンドメイド活動では作ることに加えて、販売促進や広報活動も大切な要素です。
でも「どうやったらうまく伝えられるのだろう」、「どうやったらたくさんの人に届けることができるのだろう」、「私にはどんな届け方が合っているのだろう」と悩みはつきませんよね。
「Decily -デシリィ-」ではそんな悩める作家さん・初心者さんお一人お一人に経験豊富なベテラン作家さんが寄り添い、現役ハンドメイド作家ならではの視点とともに伴走サポートしています。
後半で出てきた「ブランドコンセプト」「世界観」「お客様の声」「コミュニケーション」「販促活動」「広報活動」というキーワード。ハンドメイドを長く続けている方にとっては馴染がある言葉。でもこれから始める方にとっては「ハンドメイドって作って発送する以外にも色々とあるんだ・・・」と難しく感じてしまうところもあるかもしれません。
「できていないとダメ」ではなく「できたらいいね」の気持ちで、ご紹介したポイントなので、プラスαなんです！
愛情を込めて作られた作品を、より多くの方にお届けできる。そのために、プラスαのできることがあるんだなって、そんな風に感じていただけたら嬉しいです。
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